表向きには「セキュリティ絡み」ということでガッツリと決まりを設けているんだろうけれども・・・どうなんだろう?
先月、Epic Gamesさんと揉めていたAppleさんですけれども。
その話とはまたちょっと別に開発者向けのApp Store Reviewガイドラインを改定したそうですな。
その改定では、
クラウドゲーム(ストリーミングゲーム)
に関する項目が追加されたみたいですぜ?
iOSではクラウドゲームはガイドライン違反だった
さて、Epic Gamesさんと揉めていたAppleさんですが。
それとは別に、ゲーム絡みでもう一つ問題になっていた話がありましたな。
それは、Appleさんが提供しているiOSでは、
他社のクラウドゲームが遊べない
というもの。
Googleさんの「Stadia」だったり、マイクロソフトさんの「Project xCloud」だったり。
最近では、ゲーム機ではなくクラウドサーバーを通じて、PCやスマホでもストリーミングでゲームを楽しめるサービスが増えてきましたが。
Appleさんは、これらのサービスを
ガイドライン違反
として一蹴していましたな(;´∀`)
理由は長々と語られていましたが、シンプルに言えば、
クラウドゲームで配信されている各々のタイトルを審査できないため
ということみたいですな。
Appleさん的には、ちゃんと問題ないタイトルなのか審査をして、すべての開発者にとって平等な競争の場を作りたい!ということみたいですが。
例えば、「Project xCloud」というサービスで様々なゲームを配信されちゃうと、あくまで配信されているタイトルはマイクロソフトさんが管理をすることになるため、Appleさんは審査ができなくなります。
てことで、「ガイドライン違反デスネー」と配信させないようにしたみたいですね(;´Д`)
まあ、Appleさんの考えることもわからなくはないですが・・・ただ、Appleさんには
「Apple Arcade」
という自社サブスクリプションサービスが存在しますからね。
なので、「ただ単に競合サービスを排除したいだけなんじゃねーの!?」という反発も多数出てきたみたいですな。
まあ・・・普通に考えたらそう思われるよね(;´∀`)
ガイドライン改定によりクラウドゲームが許可・・・されるも?
そんな中、Appleさんが開発者向けのApp Store Reviewガイドラインを改定したそうで。
「Streaming games」の項目が追加されたそうですな。
この項目では、
ガイドラインをぜーんぶ守れば、App Storeでクラウドゲームを提供してもいいよ!
という感じの話が書かれています。
おー!じゃあ、iOSでも「Stadia」や「Project xCloud」などのクラウドゲームが楽しめるのか!と思った人・・・甘いです(笑)
最近のAppleさんがそんな簡単な条件を出すわけがなく。
まず、クラウドゲームというのは基本的に
カタログアプリからゲームを選んでプレイする
というものになっていますが。
Appleさんのガイドラインでは、そこで配信されているゲームをすべて
個別アプリ
として、製品ページやリンクを用意しろよ・・・と言っています(笑)
なので、仮に「Project xCloud」のアプリが使える様になったとしても、別のゲームを遊ぶためには
一旦App Storeに戻ってゲームを選ばなきゃいけない
ということになるみたいですね。
これだけでもなかなかにえげつないですが、それに加えて
・サービス利用料金に手数料をつけろ
・「Appleでサインイン」を使え
というのも条件に入っちゃっているもんだから、当たり前ですが、早くもマイクロソフトさんたちは反発しているみたいですな。
なんでまたここまで厳しくしているのかわかりませんけれども。
ここ数年はAndroidのシェアのほうが多くなってきているので、やっぱり自社サービスを利用する人で固めたい気持ちがあるのかな?
ここらへんの動きも今後どうなっていくのか・・・様子を見てみましょ。
あとがきっくす
うーん・・・難しいところではありますな。
「Stadia」が最近どうかわかりませんが、「Project xCloud」の方はXbox Games Passとサービス統合することで、XBOXで配信されている数々のゲームも遊べるようになるでしょうからね。
そんなのがiOSにきてしまったら、「Apple Arcade」に目を向けられなくなってしまう可能性はあるでしょう。
企業としては、なんとか自社サービスで遊んでもらいたい・・・っていう気持ちはわからないでもないですが。
ただ、こんな感じでガンガン排除している姿が世界中に広まっちゃっているので、今後どうなっていくのかが気になるところですな。