多分、探せばほかのメーカーもこういうことをやっているんだろうね(;´∀`)
海外の写真家、デザイナーのJudy A. Juracekさんという方が、カプコンさんを
提訴
したみたいですな。
原因は「バイオハザード4」や「デビルメイクライ」などのタイトルに、自身の作品が無断使用されているため。
ちなみに・・・「バイオハザード ヴィレッジ」に登場する敵も、映画「武器人間」に登場するモンスターだとか言われていましたな(;´Д`)
海外デザイナーが写真を無断使用したとしてカプコンを提訴
さて、今回カプコンさんを訴えたのがJudy A. Juracekさんという方。
このJudy A. Juracekさんという方は、デザイナーとして映画やテレビ番組などの舞台をデザインしたり。
また、写真家としては、世界各地の建築物の意匠などを写真に撮り、それをまとめた書籍を出版している方みたいですね。
で、Judy A. Juracekさんが出版した
「Surfaces: Visual Research for Artists, Architects, and Designers」
という書籍にはCD-ROMが付属されているそうで。
今回、このCD-ROMに収録されていた画像データが、カプコンさんのゲームに無断使用されている!ということで、損害賠償を求めているそうですな。
損害賠償額は1200万ドル以上・・・日本円だと13億円以上。
それに加え、使用した写真1枚につき2,500ドル〜25,000ドル払え!という感じになっているみたいですね(;´Д`)
ちなみに、Judy A. Juracekさんが言うには、
80点以上
の写真を無断使用しているとのこと・・・なので、仮に1枚25,000ドルだとすれば、更に2億円以上もプラスになります。
でまあ、どこが無断使用のデータなのかと言うと、例えば「バイオハザード4」。
この「バイオハザード4」では、まずタイトルロゴの時点ですでに無断使用している箇所があるそうで(;^ω^)
タイトルロゴの「4」という数字をよく見ると「独特な模様」がありますけれども・・・これ、Judy A. Juracekさんの話では、自身が撮影した
割れたガラスの写真
なんだとか・・・なので、それを重ねるとこんな感じ。G079が写真ですね。
ちなみに、この割れたガラスの写真は他のバイオハザードシリーズの窓ガラスにも使われているとのこと・・・例えば初代バイオハザードのリメイクとか。
これは流石に言いがかりじゃね?!と思われるかもしれませんが、例えばこんなものもあるみたいですな。
W061というのが写真側・・・まあ、そのままのデザインになっていますね(;´∀`)
更に、バイオハザードだけではなくデビルメイクライシリーズなどにも、「やっちゃっているよね?」という物があるんだとか。
その1例としてこれが上げられていたのですが・・・よく見つけられるね(笑)
とまあ、こんな感じで様々無断使用されているみたいですが・・・一番気になるのが、カプコンさんって
内部資料の流出
がありましたよね?
そのときにゲームに使用している画像ファイル名なども明らかになったみたいですが、その画像ファイル名とJudy A. Juracekさんが出版しているデータの画像ファイル名が一致していたんだとか・・・。
ちなみに、Judy A. Juracekさんが出版した「Surfaces: Visual Research for Artists, Architects, and Designers」という書籍は、デザイナー向けの資料集として発売されたもの。
なので、資料として使って新たなデザインを作るならばいいのですが、資料そのままを使うのは厳禁・・・なんなら、商用利用するなら許諾を貰え!的な注釈も記載されていたみたい。
だけども、カプコンさんからは特に連絡がなく無断使用していたものだから、フザケンナ!ということで提訴したみたいですな。
まあ、海外の資料集だからバレないだろうとなったのか、多分日本語で注釈が書かれていないでしょうから、読まずに使っちゃったのかは分かりませんが。
どういった話になっていくのか気になりますな。
そういえば、「バイオハザード ヴィレッジ」の敵デザインも色々言われていたね
今回の無断使用で思い出したのですが・・・「バイオハザード ヴィレッジ」の敵デザインなども色々と言われていましたね。
まだプレイしていない人にはネタバレになってしまうので、ちょっと読み飛ばしていただきまして。
「バイオハザード ヴィレッジ」には、かなり後半の方に
シュツルム
という敵が登場します・・・それがこいつ。
初見のとき、途中までの何となくバイオらしい世界観がぶっ飛んだのですが(笑)
このシュツルムというキャラクターが、映画「武器人間」に登場するモンスターに似ていると話題になりました・・・それがこれ。
自分はこの映画を見たことがなかったので知らなかったのですが・・・
プロペラヘッド
というモンスターみたいですね。
これを見て分かる通り・・・ほぼそのままですな(;^ω^)
これだけではなく、このシュツルムが出てくるステージの敵デザインの殆どが、武器人間のモンスターに通ずる部分があったみたい、
Oh dude, this is worse then I thought. First I felt angry, then proud, but now I see this, I feel sad.
— Richard Raaphorst (@RichRaaphorst) May 10, 2021
武器人間の監督を務めたRichard Raaphorstさんは、最初知ったときは怒りが込み上げてきたものの、ちょっとだけ誇りに思ったこともあるみたい。
でも、最終的にはやっぱり悲しい気持ちになったそうですな・・・。
まあ、頭にプロペラがあるか体にあるか、腕があるか無いかなどの違いはあるものの、9割くらい同じですからねー。
これを特に許可なく作っちゃったものだから、そりゃあ凹むよね・・・誇りに思う気持ちがちょっとあったみたいだから、もしかしたら一言伝えたらOKよ!となったかもしれないし。
ちなみに、武器人間以外にも「このキャラが使っている服、これじゃね?」とか出てきていましたな。
とりあえず、こちらに関しては特に訴えられるところまでは行かなかったものの、前半の写真の話はどうなるのか気になるところ。
お互いが納得のいく形に収まるといいですね。
あとがきっくす
それにしても、よくこういうことを見つけるなと思うのですが、世の中には
テクスチャーハント
という文化があるそうですな(;´∀`)
ゲーム内に使われているテクスチャーや、キャラクターデザインの元となった資料などを探す人がいるんだとか。
間違い探しみたいな感じでハマる人はハマるのかな?(笑)
内部資料が流出した関係もあって、今回はカプコンさんがロックオンされた形になっていますが。
どのメーカーも、1からすべてのデザインを生み出すというのは難しいでしょうから、なにかの作品からオマージュしたり、素材集を使ったことはしているのでしょう。
なので、全部が全部パクリ!というわけではないと思いますが、ただ、どういった経緯でそうなったのかまではユーザーは知りようがないですからね。
結果、あることないこと言われる事になっちゃうのでしょうね・・・まあ、今回の件は「あること」なのでしょうけれども。
あと、武器人間という作品を知らなかったのですが、気になりますな(;^ω^)
ナチスドイツが人間の死体と機械を合体させた武器人間を製造・・・という物語みたいですが、プライムビデオでも配信されているし一度見てみよっと。