これもまた難しい話ですよねー・・・確かに稼げるようになったら、クリエイターとしては動きやすくなると思いますが。
利益目的が先行したら、それはそれで問題ですからね(;´∀`)
先日、「マインクラフト」の開発元であるマイクロソフトさんの傘下、Mojangさんが、
NFT、ブロックチェーン技術をマインクラフトに持ち込ませない
と宣言しましたが。
それにより、
NFT Worldsさん
という、NFTを押している企業が反発しているみたいですね・・・さて、どういう動きになるのかな?
そもそも「NFT」、「ブロックチェーン」って何?
さて、ここ数年話題になっている「NFT」、そして「ブロックチェーン技術」。
本題の前に、これらについてさらっと復習しておきましょ・・・といっても、新たな技術なので説明が難しいのですが(笑)
まず、最近テレビでもよく出てくる「NFT」は何かというと、
Non-Fungible Token
の略で、
非代替性トークン
と呼ばれています。
ビットコインなどデジタルトークンは、例えば、1BTCをAさんが持っていてもBさんが持っていても、同じ1BTCなわけで・・・これは
代替性トークン
となります。
これに対し「非代替性トークン」は、他と取り替えがきかない、1点もののトークン。
例えば、Aさんが描いた絵とBさんが描いた絵は全く同じ価値ではなく、それぞれの価値が付きます。
現実だと、モノによっては1円になったり1億になったりするわけですけれども、こんな感じで、作品などの価値をトークンに置き換えたものが「NFT」・・・という感じですかね?
で、「ブロックチェーン技術」は何かというと、上記のようなデジタルトークン・・・暗号資産を取り扱う技術として開発された
台帳
みたいなもの。
不特定多数の取引記録が「ブロック単位」にまとめられるのですが、それらのブロックが、チェーンのように繋がって記録されているということで、ブロックチェーン。
サーバーや管理者が存在して管理するのと違い、システムが存在しないためどこか問題がおきてストップすることがなく、不特定多数が管理することが出来るため、
改ざんが困難
でセキュリティ面が強いと言われていますな( ・`ω・´)
まあ、ざっくりとした説明ですが、こんな感じですね?
「マインクラフト」はNFT、ブロックチェーン技術を禁止
ということで本題・・・マイクロソフトさんの傘下であるMojangさんは、「マインクラフト」に
NFT、ブロックチェーン技術を持ち込ませない
という宣言をしました。
Mojangさんの話では、「マインクラフト」には
クリエイティブに誰もが参加し、一緒に遊ぶ
という価値観を持っているそうで。
「マインクラフト」とNFTの統合は、この価値観と一致しないとのこと。
例えば、NFTを持っている人、持っていない人に分かれてしまう恐れがあるとか。
ゲームのプレイよりも利益を優先に動く人たちが増える恐れがあるとか。
そういったものが、
プレイヤーの長期的な喜びとは矛盾している
と考えているみたいですね(;^ω^)
ただ、全否定しているわけではなく、今後ブロックチェーン技術が進化していったあと、ゲームにも使えるかどうかは判断するとのこと。
なので、いつの日かNFTができるようになる可能性はまだ残っているわけですね。
非公式NFTプロジェクト「NFT Worlds」が反発・・・「独自のマイクラを作る」とか?
とまあ、小さい子どももプレイしている「マインクラフト」ですから、そこにNFTなどの稼ぎ関係が絡んでくるのはちょっと・・・というのがMojangさんの考え。
まあ、「わかるわかる」という人が多いのかもしれませんが。
これに対して、非公式NFTプロジェクトである
NFT Worldsさん
が反発。
このNFT Worldsさんは、
「マインクラフト」のワールドやスキンをNFTとして販売するプラットフォーム
を運営している企業で、ユーザー数の多さ、クロスプラットフォームという点で事業展開を決めたそうですが。
今回、Mojangさんが「NFT禁止!」と宣言したものだから、NFT Worldsトークンの価値が暴落。
てことで、謎にブチギレているみたいですね(;´∀`)
NFT Worldsさん側は、今回の件に対して
クリエイターや開発者、プレイヤーを全く気にかけていない
と批判。
マイクロソフトさんやMojangさんは「利益や株主価値だけ」を優先しているとし、自分たちは、
クリエイターたちのイノベーション精神を優先する
とコメント・・・で、
Web2対Web3の戦いだ
と宣言したそうですな(;^ω^)
Make no mistake, this is a web2 vs web3 battle. It is a battle between two different visions of the future of the web: one that prioritizes shareholder value and profit margins above all else and one that prioritizes the spirit of innovation through independent creators.
— NFT Worlds (@nftworldsNFT) July 22, 2022
まあ、こちらも言っている意味はわからなくもないのですが、ただ・・・
勝手にやっていた
というのが大部分でしょうからね。
それでこの意見は、ちょっと違うような気がしないでもないなと(;´Д`)
ちなみに・・・今回のNFT禁止宣言により、
独自のマインクラフト
を作ろうとしているみたいですね。
無料でプレイができて、NFTなどの取引もできる改善版・・・それってどうなんだ!?
あとがきっくす
ということで今回のまとめ・・・
・「マインクラフト」はNFT、ブロックチェーン技術を禁止
・それに対して、非公式NFTプロジェクト「NFT Worlds」が反発
・NFT Worldsさんは、ワールドやスキンをNFTとして販売していた
・「クリエイターや開発者、プレイヤーを全く気にかけていない」などと批判
・「独自のマインクラフト」を作ろうと考えている?
という記事でした。
まあ、今回の件に関しては、とりあえず許可はされない気がしますが・・・。
Mojangさんたちも全否定しているわけではないので、そこを含めて話し合ってみればいいんじゃないかなと(;´∀`)
もちろん、NFTなどがクリエイターのメリットにつながる可能性がある・・・というのは否定しませんが。
なんか、現状の情報だと「利益優先」になっている気がして、どうも胡散臭いですよね(笑)