ここしばらくは、携帯型ゲーミングPCのスペック合戦が続きそうですな(・∀・)
台湾のPC、スマホメーカーであるASUSさんは今回、
「ROG Ally」
という携帯型ゲーミングPCを発表しました。
この「ROG Ally」は、上位機種と下位機種の2モデルが展開されるとのことですが・・・このうち上位機種は
PS5のような現行コンソール機
に迫るスペックだと紹介し、話題になっています。
携帯型ゲーミングPCというとValveさんのSteam Deckの発売が記憶に新しいですが、それよりも全然上のスペックになるんだとか。
日本での発売はまだ正式発表されていませんが、PCゲームをメインにプレイしている人は検討してみるのもありかもしれませんね( ・`ω・´)
ASUSの携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」が発表。PS5に迫るスペックだとか
2023年5月12日にASUSさんが発表したのが、
「ROG Ally」
という携帯型ゲーミングPC。
OSには「Windows 11」が採用され、搭載されているAPUの違う
Ryzen Z1 Extremeモデル
Ryzen Z1モデル
の2モデルが発売される予定だそうですな(・∀・)
その発売される両モデルを比較すると、まず
サイズ → 28.0 x 11.1 x 2.12~3.24cm
重量 → 608g
ディスプレイ → タッチ対応7インチIPS液晶ディスプレイ(1920×1080/120Hz)
ストレージ → 512GB(M.2 2230)
RAM → 16GB(LPDDR5)
無線 → Wi-Fi 6EおよびBluetooth 5.2を
端子 → USB-C 3.2 Gen 2端子
スロット → microSDスロット
内蔵バッテリー容量 → 40Wh
と、搭載APUのスペック以外は共通となっています。
じゃあ、そのAPUはというとAMDさんのAPUが採用されていまして、それぞれこのようなスペックの違いがあるそうですね。
Ryzen Z1 Extremeモデル | Ryzen Z1モデル | |
CPU | Zen 4 最大5.10Ghz/8コア/16スレッド | Zen 4 最大4.90Ghz/6コア/12スレッド |
GPU | RDNA 3アーキテクチャ 8.6TFLOPS | RDNA 3アーキテクチャ 2.8TFLOPS |
ここで注目してほしいのがGPU性能・・・上位機種であるRyzen Z1 Extremeは「8.6TFLOPS」という数値となっていまして。
現行コンソール機の
10.3TFLOPS
に迫るスペックだと、今回ASUSさんは宣伝しています( ・`ω・´)
ちなみに、この10.3TFLOPSはPS5の数値・・・なので、PS5に迫る勢いだという感じになっていますな。
XSXは12TFLOPSですね。
そのため携帯型ゲーミングPCでありながら、AAAタイトルが1080p50〜60fpsを安定してプレイできたり。
最大リフレッシュレート120Hzが実現できることを売りにしているみたいですな!
「ROG Ally」と「Steam Deck」との比較。Steam Deckよりも使いやすく高性能?
また、海外では早速
Steam Deck
との比較動画が公開されていたのですが、こちらでも「ROG Ally」とのスペック比較をしてみましょう。
Ryzen Z1 Extremeモデル | Ryzen Z1モデル | Steam Deck | |
サイズ | 280mm x 111mm x 21.2~32.4mm | 298mm x 117mm x 49mm | |
重量 | 608g | 約669g | |
ディスプレイ | タッチ対応7インチIPS液晶ディスプレイ(1920×1080/120Hz) | タッチ対応7インチIPS液晶ディスプレイ(1280 x 800px/60Hz) | |
ストレージ | 512GB(M.2 2230) | 64 GB eMMC(PCIe Gen 2(1枚)) 256 GB NVMe SSD (PCIe Gen 3(4枚)またはPCIe Gen 3(2枚)*) 512 GB高速NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚)またはPCIe Gen 3(2枚)*) | |
RAM | 16GB(LPDDR5) | 16GB(LPDDR5) | |
内蔵バッテリー容量 | 40Wh | 40Wh | |
CPU | Zen 4 最大5.10Ghz/8コア/16スレッド | Zen 4 最大4.90Ghz/6コア/12スレッド | Zen 2 最大3.50Ghz/4コア/8スレッド |
GPU | RDNA 3アーキテクチャ 8.6TFLOPS | RDNA 3アーキテクチャ 2.8TFLOPS | RDNA 2アーキテクチャ 1.6TFLOPS |
ということで「ROG Ally」は、サイズ感や重量、ディスプレイあたりもSteam Deckより遊びやすそうで。
またCPUやGPUなどは、下位機種であるRyzen Z1モデルのスペックでも、Steam Deckより上だということが分かりますな(・∀・)
そして、「ROG Ally」のもう1つ大きな特徴としては、
Windows 11
というOSを積んでいるということでして。
これによりSteamはもちろん、Epic GamesやXbox Game Passも起動可能・・・しかも「ROG Ally」にプリインストールされている
Armoury Crate SE
というユーティリティアプリを使用すれば、それらを一元管理できちゃうそうですな( ・`ω・´)
Steam Deckの初期設定ではSteamに特化しているカスタムOSが搭載されているため。
Xbox Game Passなども遊べなくはないみたいですが、色々と準備が必要・・・ということが、使い勝手にも差が出てきそうですね。
海外での発売日は2023年6月13日から。日本での発売日は未定だけれども、発表はされている
と、携帯型ゲーミングPCを利用しているユーザーはなかなか気になる「ROG Ally」だと思いますが。
「ROG Ally」の日本での発売はというと、まだ正式発表されていないんですよね(;^ω^)
ただ、「ROG Ally」の発表自体は日本向けにも行われているため、いつの日か発売される日は来るはず!
ちなみに、海外では米国やカナダ、英国など一部の国で予約が開始となっていて、上位機種であるRyzen Z1 Extremeモデルの発売日は
2023年6月13日
になり。
下位機種であるRyzen Z1モデルは2023年第3四半期に発売されるとのことです。
また、価格は
Ryzen Z1 Extremeモデル 699ドル(約9万4000円)
Ryzen Z1モデル 599ドル(約8万円)
と、上位、下位を比べてもだいたい1万円ちょっとの差しかないので。
もし「ROG Ally」を買うならば、1万円ちょっとをケチらずに買ったほうがいいかもしれませんね!
といっても、日本で発売されるときは値段が変わるかもしれませんが(;^ω^)
あとがきっくす
ということで今回のまとめ・・・
・ASUSさんの新たな携帯型ゲーミングPC「ROG Ally」が発表
・上位機種のRyzen Z1 Extremeモデルと下位機種のRyzen Z1モデルが発売
・違いはAPU・・・上位機種のGPU性能は8.6TFLOPSとPS5に迫るスペックに
・「ROG Ally」と「Steam Deck」を比較すると、スペック面だけではなく、UIなどの快適性も「ROG Ally」に軍配が上がるかも?
・日本での発売はまだ未発表・・・だけれども、「ROG Ally」の発表は日本向けにも行われているためいつの日か発売されるはず
という記事でした。
携帯型でPS5に迫る性能って凄いですな・・・まあ、流石に持ち運んで遊ぶには、バッテリー容量が足りないでしょうけれども(;^ω^)
ただ、「ROG Ally」でもドックは発売されるとのことで。
ニンテンドースイッチのようにモニターで遊ぶこともできますから、その際にこの性能が本領発揮するでしょうな。
おそらく、ここからまたValveさんが力を入れてSteam Deckの後継機を発売するでしょうし。
そしたらまたASUSさんが新機種を発売して・・・と続きそうですから、どこまで性能が上がるのか気になるところですね( ・`ω・´)