ちょっと前に口頭弁論も開始となったからか、今まで以上に細かい情報が出てきていますね(;´∀`)
Activision Blizzard買収の件で、米国連邦取引委員会(FTC)さんと対立しているマイクロソフトさんですが・・・このほかにも
セガさんやフロム・ソフトウェアさん
といった複数のパブリッシャー、デベロッパーの買収を検討していたことが明らかになったみたいですね。
また、とある電子メールの内容も公開されたそうで、その中では、
マイクロソフトはソニーを廃業に追い込むことができる
という内容が記載されたんだとか?!
今はSIEさんがマイクロソフトさんを抑え込もうとしている雰囲気が強いですが。
マイクロソフトさんの買収がうまく進んでいたら、全くの逆になっていたのかもしれませんな(^_^;)
マイクロソフトはセガやフロム・ソフトウェアなども買収する検討をしていたらしい
ここ数年のSIEさんやマイクロソフトさんというと、いろんな企業・スタジオを買収する動きが目立ちますが。
マイクロソフトさんの場合は、ベセスダさんというFalloutやTESなどの人気シリーズを開発している企業の買収が完了。
更にはActivision Blizzardさんという、こちらもCoD、ディアブロなどの人気シリーズを抱える企業を買収するとのことで、大きく話題になりましたな。
ですが、それが「反トラスト法(独占禁止法)に引っかかる」可能性があると各国で審査され、現在裁判で対立しているわけですが。
実はこれらの企業のほかにも、買収、または合併の対象として
100以上の企業
をリストアップしていたことが、公開証拠の中から明らかになったそうですな(・∀・)
今回リストアップされた企業の一部は、以下の通り。
パブリッシャー
・505 Games
・Focus Home Interactive
・Paradox Interactive
・セガ
デベロッパー
・Bungie → デスティニーシリーズなど
・CD Projekt RED → ウィッチャー、サイバーパンク2077など
・Crytek → クライシスシリーズなど
・4A Games → メトロシリーズ
・Digital Extremes → WARFRAME
・フロム・ソフトウェア → ダークソウル、アーマードコアシリーズなど
・Gearbox → ボーダーランズシリーズなど
・Hello Games → ノーマンズスカイ
・IO Interactive → ヒットマンシリーズ
・Larian → ディヴィニティシリーズ
・People Can Fly → アウトライダーズなど
・Remedy Entertainment → アランウェイク、クォンタムブレイクなど
・Starbreeze → Payday 2など
・Techland → ダイイングライトなど
SIEさんや他の企業がすでに買収しているところもありますが、セガさんやフロム・ソフトウェアさんも候補に入っていたのは気になるところ。
もちろん、海外のCD Projekt REDさんやGearboxさんなども、「もし買収されたらどうなっていたのかな?」と想像したくなる企業ですけれども(;・∀・)
ただ、このリストに関しては2年前のものらしいので、現在も候補に入っているのかは分かりませんが。
もしActivision Blizzardさんの買収がスムーズに進んでいたら、次はこれらの企業のどれかが買収されていた可能性はあるのでしょうね。
「マイクロソフトはソニーを廃業に追い込むことができる」という電子メールが明らかに?
ここまでの話とは別に、もう1つ明らかになったのが、
電子メールの内容
だそうですね。
この電子メールは、Xbox Game StudiosマネージャーであるMatt Bootyさんと、XboxCFOのTim Stuartさんの間で、2019年にやり取りされたものだそうですが。
その中には
私たち(マイクロソフト)は、ソニーを廃業に追い込むことができるユニークな立場にある
という内容が書かれていたそうですな(;・∀・)
もちろん、この電子メールの内容から4年ほど経過しているので、今はまた違った考えになっていると思いますが。
この当時としては、テンセントさん、Googleさん、Amazonさん、ソニーさんあたりが、
ゲーム界のディズニー
になる可能性があると考えていたようで、これらの企業がコンテンツの大半を所有するという自体を避けるために、
20億ドルでも30億ドルでも投資する価値がある
と思っていたみたい。
ただ、Googleさんは「ゲームスタジオを設立してしっかりと運用できるまでに4年ほどかかるだろう」と。(今はすでに終わりましたが)
そして、Amazonさんは「ゲームコンテンツを実行する能力がない」と思っていたことから、
Xbox Game Passと競合できるのはソニーさんだけ
と考えていたそうですな。
この電子メールから4年経った今、メール内容とはだいぶ状況が変わり、マイクロソフトさん側が「ソニーのほうが独占しているやんけ!」となっていますが(;´∀`)
もしうまく事が進んでいたら、マイクロソフトさんがどういう立場になっていたのかは気になるところですね。
今後も訴訟に関する動きは続くでしょうし、まだまだ気になる裏事情が明らかになりそうですな。
あとがきっくす
ということで今回のまとめ・・・
・マイクロソフトさんは買収、合併の候補として「100以上の企業」をリストアップしていた
・その中には、セガさんやフロム・ソフトウェアさんといった日本企業も含まれていた
・電子メールにて「マイクロソフトはソニーを廃業に追い込むことができる」という内容が書かれていた
という記事でした。
まあ、企業目線で考えたら、妥当「競合企業」という考えになるのは当たり前でしょうからね(;´∀`)
別にこれでマイクロソフトさんが悪いわけでもないですし、おそらくSIEさん側も裏ではそういう感じのことを思っているでしょうし。
そのために買収をバンバンして強固な立場になるぞ!と考えるのは理解できますな。
ただ、この電子メールの内容が本当ならば、表で「ユーザーのために!」とか言っているのは、やっぱり建前なんだなと思っちゃいますね(笑)