日本ではそこまで影響ないですけれども、なかなか気になる話ですな。
ドイツ国内で発売されるゲームは、1つ禁止されている事がありました。
それは、「ナチス」を表現するということ・・・それが、条件付きで解禁されるみたいですぜ!?
ドイツではナチスの象徴となるものを頒布、宣伝すると違法
最近のゲームには、どの国でもレーティング機関というものが存在し、年齢区分を設けていますよね?
その審査方法は国によって様々で、日本ではCERO Aだった作品が、海外ではCレベルになったりしますが、その年齢制限の他にも、
禁止表現
というものが国によってそれぞれ存在します。
例えばグロ要素・・・海外では許されるレベルのグロ要素が、日本では駄目だったり。
逆に日本では許されているエロ要素が、海外では駄目だったりと、色々あるわけですが。
ドイツにも年齢制限ではなく、禁止表現として設けているものがあります。
それは、
ナチス
に関する表現。
これは、刑法として定められていることで、ナチスの旗や制服、敬礼など、”ナチスの象徴”となるものを頒布・宣伝することは、ドイツ内で違法になっています。
日本では、ニコ動とかでネタにされる事があるヒトラーですが、そういうものをドイツでやったら逮捕になるんでしょうな(;^ω^)
違反すると3年以下の懲役、または罰金となるみたいで、これはゲームも例外ではありませんでした。
なので、日本のゲームでも、がんばれゴエモンの卍がハーケンクロイツに似ているから駄目とかあったみたいですね(;´∀`)
マル秘ゲームさんの動画がわかりやすくていいですな。
でも、芸術作品は例外として認められる・・・ゲームも芸術作品の1つに!?
ただ、その刑法の例外として、違法とならない作品もあります。
それは、芸術作品や科学、過去の出来事を表現するときは例外になるそうです。
ドイツに詳しくはないですが、歴史を学ぶ上でナチスが出てくるっていうのはOKだったりするのかな?
じゃあ、ゲームはどうかというと、今まではそれらに当たらなかったため、表現を禁止されていたわけですが。
ここに来て、ゲームを
芸術作品
として扱うことで、表現を緩和する動きをするみたいですね!
これは、映画などの他のメディアでは、ナチス関係の表現がされていても問題になっていないということ、また、それらが芸術作品と認められているということ。
加えて、ゲームというものに対して、人々の受け止め方が変わってきたのも、今回、一部解禁する要因になっているみたいですな(・∀・)
これ・・・結構大きい出来事ですよね。
ドイツだけの話に思えますが、今まで否定的だったナチス表現を緩和するということ、芸術作品として扱われるという動きは、他の国にも影響してきそうです。
勿論、全てが解禁されたわけではなく、ちゃんと規制する部分はするみたいですけれども、少なくとも、動きがあるっていうことが大事ですな( ´ー`)
日本も芸術作品として扱ってくれないかなー・・・(笑)
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あとがきっくす
でも、否定的な人は沢山いるだろうね・・・ゲームだけではなく、未だに差別されている人だっているだろうし。
そういう人たちにとっては、見たくない!って思うこともあるでしょう(;´Д`)
因みに、オーストリアでもナチス表現は禁止されているみたいですので、結局は修正された作品は作らなければならないようです。
ゲームを発売するっていうのも難しいものですね・・・。