ふむ・・・ここが問題なく続いていたら、もっと評価されるゲームになっていたのかな?
スクエニさんが発売をした
「バランワンダーワールド」
という作品ですが・・・発売後の評価は散々なものでしたな。
そんな「バランワンダーワールド」のディレクターを務めたのが、ソニックシリーズなどの生みの親である
中裕司さん
でしたけれども、今回スクエニさんに対して訴訟を起こしていたみたいですね(;´Д`)
それは、発売半年前に
ディレクターを解任された
ためとのこと。
イマイチな評価に終わった「バランワンダーワールド」という作品
さて、2021年3月に発売された「バランワンダーワールド」という作品。
プロデューサーは、「ドラゴンクエストビルダーズ」などを監修した藤本則義さんが務め。
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」や「ナイツ NiGHTS into Dreams…」などを手掛けた中裕司さんがディレクターに。
他にも、同じくソニックシリーズなどに関わってきた大島直人さん率いるアーゼストという会社が関わるなど、著名人が関わる3Dアクションということで話題になりましたが。
いざ体験版が配信されると、操作性やカメラワークが悪く、ゲームシステムとしても不十分。
爽快感もなく、不具合あるような作品として、いまいちパッとしない評価に。
で、その後製品版が発売されたあとも、特にそれらの改善がされておらず、日本だけではなく海外でも酷評されたタイトルとなってしまいましたな(;´∀`)
それにより、スクエニさんだけではなく、中裕司さんもバッシングを受けることになったわけですが。
今回、中裕司さんは、とある件でスクエニさんに対して
訴訟を提起した
そうですぜ?
中裕司さんは「バランワンダーワールド」発売半年前にディレクターを解任された
さて、今回の中裕司さんの話では、「バランワンダーワールド」が発売される半年前に
ディレクターを解任された
そうですな。
理由としては、発売元のスクエニさんや開発担当のアーゼストさんとの間に、いろいろなトラブル要因があったそうで。
そのトラブルがきっかけで、何故かディレクターを解任。
この結果、「バランワンダーワールド」は未完成のまま発売され、酷評につながった可能性がある・・・とのこと。
バランワンダーワールド発売の約半年前にバランワンダーワールドのディレクターから外される業務命令が出されましたので、スクウェアエニックスに対して裁判所で訴訟を提起していました。裁判が終わり業務命令が現時点で効力は失われていると言う事ですので、お話したいと思います。#BalanWonderworld pic.twitter.com/9KE7hLqfor
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
ただ、中裕司さんのツイートにも詳細がまとめられていますが、中裕司さん自身は、
いいゲームを作りたい
ということで色々と動いていたのに対して、それがスクエニさんやアーゼストさんにとっては面白くないことだったっぽく。
結果、解任となったということで、今回の訴訟を起こしたみたいですね。
まあ、どんな伝え方などをしていたのかは、当事者たちにしかわかりませんが。
中裕司さんの話では、不具合を直してほしいとアーゼストさんに伝えた結果、「中裕司さんのせいで関係が悪化している」というような感じになったり。
アーゼストの大島直人さんが、スクエニの藤本則義プロデューサーにヨイショしているようなメールを送っていたりと、とにかく、おかしなことだらけだったみたい(;´Д`)
とはいえ、半年前に解任なら、ゲームもある程度できているでしょうしあまり影響しないんじゃない?と思うところですが。
例えば、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の
リング1枚残っていたら死なない
という仕様は、マスターアップ2週間前に変更された要素とのことで。
中裕司さん曰く、
ギリギリまでゲームをいい形にする
ということはゲームクリエイターとして当たり前だと語っています。
でも、スクエニさんやアーゼストさんはそれをやらなかったと・・・そういうことになるのでしょうな。
実際問題、どんな感じだったのかわかりませんけれども、今でも熱い気持ちを持ったクリエイターが外されることは結構ありそうですよね。
まあ、若い人たちが育たなくなるとか、そういった理由も会社側としてあるのかもしれませんが。
いずれにせよ、会社側の問題でゲームを購入して遊ぶ側にまで影響が及ぶのは宜しくないですよね・・・。
私的には未完成作品「バランワンダーワールド」を世の中に出してしまった事が、本当に残念でなりません。色々な事を考えてアクションゲームとして世の中にきちんとした形で出したかったです。スクウェア・エニックスとアーゼストはゲームとゲームファンを大事にしない会社だと思います。
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
中裕司さんは、未完成品を発売してしまったということに対して謝罪をしておりましたが。
スクエニさん側やアーゼストさん側はどういう反応を取るのか、気になるところですな。
あとがきっくす
まあ、今回はあくまで中裕司さん自身の話ですから、中裕司さんに不利な情報は出てこないのでしょうけれども。
開発環境も人と人ですからね・・・ましてや、別の企業の面々が集っての開発ですから。
「あっちよりうちのほうが凄いところを見てもらおう!」とか、「なんであいつにそんな事言われないといけないんだ・・・」とか、「そこまでこだわる予算はない!」とか・・・色々問題は出てくる可能性もあるでしょうな(;´∀`)
自分もよく、他社と同じ仕事をするときに、そういった問題に出くわすことはありますが・・・社風や温度感がわからないので、ぶつかることあります。
難しいよね・・・人間関係って。