自分は最近、時間の確保がなかなかできなくなってきたのもあって、こだわらずに遊ぶことが増えましたが。
たしかに得ることができたら嬉しい反面、ふと我に返ったときに虚しくなる瞬間もありますよね(;^ω^)
さて、XBOX360やPS3の時代に実装され、今ではPCゲームも含め当たり前に存在している
「実績」「トロフィー」
という機能・・・そんな実績やトロフィー機能について、「ミラーズエッジ」などの開発に携わった開発者Fredrik Thylanderさんが
ゲームに悪影響
という内容の持論をツイートしたみたいですな。
これをきっかけに、実績やトロフィー機能は「いる」派と「いらない」派による議論へと発展しているみたいですぜ!?
実績やトロフィー機能はゲームに悪影響?
そもそも、実績やトロフィー機能とは何かというと、ゲーム内のある条件を達成したときに得られる「功績」を目に見えるようにしたものですな。
「ステージ1のボスを倒す」みたいに素直にゲームをプレイして得られるものや、「何分以内に攻略する」「ノーダメージでクリアする」みたいなやり込みによって得られるものまで、様々存在しているのですけれども。
この実績やトロフィー機能について、ミラーズエッジシリーズやバトルフィールドシリーズの開発に携わっていたFredrik Thylanderさんが、こうツイートしたみたいですね。
Unpopular opinion : achievements/trophies have been bad for gaming. It narrows games down, it disrupts and diverts attention, and it eats resources that could have made the game better.
— Fredrik Thylander (@Thylander) January 7, 2023
ざっくりと言えば、
実績やトロフィー機能はゲームに悪影響を及ぼす
という内容。
少数派の意見だとは前置きしつつも、Fredrik Thylanderさんの考えでは
ゲームの幅を狭め注意をそらしている
というプレイヤー目線の見解に加え、開発者目線としては
ゲームをより良くするためのリソースを奪う
と考えているみたいですな( ・`ω・´)
確かにプレイヤー目線でいえば、実績やトロフィーのために、開発者が意図しない遊び方をされる可能性があるでしょうし。
開発者目線でいえば、実績やトロフィーのための達成目標を考える必要があるわけですから、言っていることは分かりますな。
また、Fredrik Thylanderさんは、
ゲームの報酬体系はゲーム内にあるべき
とのことで、プラットフォーム側が得するような実績、トロフィー機能に疑問を持っているみたいですね・・・。
とはいえ、現状はプラットフォーム側に合わせて「実装するしかない」という状況みたいですな。
実績やトロフィー機能が「プレイヤーの誘導」に役立っていると考える開発者も
とまあ、Fredrik Thylanderさんの言うように、たしかにプラットフォーム側にメリットがあるように思えますが。
ただ、開発者全員がFredrik Thylanderさんのように考えているわけではなく、例えば、アドベンチャーやRPGのように
探索要素が多い作品
あたりは、この実績やトロフィー機能が役立つときもある・・・という考えもあるみたいですな。
たしかに、最近のアドベンチャーやRPGはオープンワールドな作品が多いので、今までのように「順番に進む」ことが難しくなりましたな(;^ω^)
なんなら、物語に関係ない場所もいっぱいあるわけで、人にとってはなかなか遊びにくい状況となるのですが。
実績、トロフィーの項目の中には、「あの町であのボスを倒す」「あの森でアイテムを入手する」みたいなものもあるので、それが
プレイヤーの誘導
に役立っている場合もある・・・という考えの開発者もいるみたい。
言われてみると、自分も「何すればいいかな?」と迷ったときにトロフィー項目を眺めることはあったので、完全にプラットフォーム側が得するだけでもないのでしょうな。
実績やトロフィー機能はいる?いらない??
そして今回のFredrik Thylanderさんのツイートは、開発者同士だけではなくプレイヤー側にも広まりまして、実績やトロフィー機能が「いる」派と「いらない」派の議論が勃発しているみたいですな(;^ω^)
まあ、この「いる」「いらない」という話は今に始まったことではないのですが、いる派の意見としてはとにかく
達成感
に喜びや快感を得られるという意見が多いですよね。
これは自分もそうでした・・・簡単な項目だけではなく、めちゃくちゃ難しい項目でゲットできたときの達成感は半端ないんですよね(・∀・)
で、そうやっていくうちに実績、トロフィーの数が増えていくわけですが・・・数が増えると
もっと増やしたい
という気持ちになってくるのが、この機能の怖いところ(笑)
シンプルにこの実績、トロフィー数の記録を高めていきたいと考える人もいるでしょうし。
各プラットフォームでは、「他人から自分を見てもらう」機会もあるわけで、そこで自分の存在をアピールするために集める人もいることでしょう。
とまあ、実績やトロフィー機能が必要な理由は十人十色なのですが、その逆の「いらない」人たちの意見も十人十色で。
別に無くてもゲームが楽しければいいという意見のほか、
ゲームに集中できないから邪魔
という意見もあるみたいですな(;^ω^)
そこまでガチでプレイするにとっては、たしかにあのピコン、ポコンという音とポップアップが邪魔に感じるのかもですな。
ということで、おそらく答えの出ない議論だと思いますが、盛り上がっているみたいです(笑)
はてさて、皆さんはどっちはでしょうか?!
あとがきっくす
ということで今回のまとめ・・・
・実績やトロフィー機能はゲームに悪影響だとゲーム開発者Fredrik Thylanderさんがツイート
・プレイヤーにとってはゲームの幅を狭め注意をそらす
・開発者にとってはゲームをより良くするためのリソースを奪う
・ただ、プレイヤーを誘導することに役立っているという別の開発者の意見もある
・実績やトロフィー機能を「いる」と考える人は、達成感を得られることが嬉しい
・いらないと考えている人は、シンプルにゲームを楽しみたい
という記事でした。
よく言えば愛着が湧く、悪く言えば縛られる考え方になる要素ですよね、実績やトロフィーって(;^ω^)
自分はしばらくPS機種がメインになっていたので、遊んでいればPS機種のトロフィーが集まっていくのですが。
それがある程度の数になると、例えばマルチで販売されるタイトルがあった場合、
別の機種のほうが特典が良さそうだけれども、トロフィーが集まっているPS版を買う
みたいなことになることもあります・・・まあ、これこそプラットフォーム側の思うつぼなんでしょうけれども(笑)
ゲームをプレイするだけならばなくても楽しめますが、あっても気にしなければいいだけで、ユーザー側としたらあって損するもんではないですよね。