ゲームとは直接関係ない話ですが、ちょっと気になったのでご紹介( ´ー`)
EUの立法組織である欧州議会にて、バッテリーを搭載した製品の、
バッテリー交換を義務付けにする
規則を採択したそうですな。
今回はEUだけですけれども、これが当たり前になれば便利に思える人も多いのかな?
バッテリー交換可能を義務付けに?
さて、EUでは2020年頃から、バッテリーを使用する製品に
取り外し可能なバッテリーを搭載しろ
という議論がされていたみたいですが。
今回、2022年3月10日の欧州議会にて、バッテリーに関する新たなEU規制の1つとして、
バッテリーを交換可能にすること
を義務付ける規則が追加されたそうですな。
世の中には、スマホやタブレット、PCやワイヤレスヘッドホンなどなど、いろーんなバッテリー搭載製品がありますが。
この殆どが、
バッテリー内蔵
になっていますよね?
例えばスマホだったら、機種によってはバッテリー交換どころか、一般人はどうやったら開けることができるのかもわからない製品になっていますが(笑)
大体2年くらい使っていれば、バッテリー性能が落ちてきて「スマホを買い換えようかな・・・」と考えるようになると思います。
でも、そういうときって駆動時間が短くなるだけで・・・スマホの性能としてはそのままでも良かったりしますよね?
買い替えといっても安い買い物ではないですし、
バッテリーさえ新しくなれば、まだまだ使うんだけれどもなー・・・
って思う人も多いはず。
もしそんなとき、誰でもバッテリーを交換することができたら、おそらく本体を買い換えずにバッテリーだけ買って交換する人も増えるでしょう(;・∀・)
そんな感じで、今回の欧州議会では
バッテリー寿命 = 製品寿命
になっちゃっていることを問題視しており、ユーザーの利便性が悪くなっているだけではなく、
環境負荷
につながっていると指摘しているみたいですな。
ここ数年のEUは、環境問題に対する取り組みにめっちゃ力を入れていますけれども、バッテリーのリサイクル率は未だに低い状況だそうで。
逆にバッテリーを使う製品はどんどん増えており、作るモノだけが増えて環境によろしくないよね・・・っていうのが1つの理由みたいですが。
もう1つ、現在のウクライナ侵攻により、
原材料調達
に対して、EUはまだ弱いっていうのも懸念しているみたいですな。
他国から調達するのではなく、自国でやり取りできるようにする。
その1つにバッテリーがあって、サイクルを上手く回せるようにしたい・・・ということなのでしょうね。
ゲーム製品にも色々使われているよね
ゲーム製品にもバッテリー内蔵のものって多いですよね。
パッと思いつくものだと、ワイヤレスコントローラーやニンテンドースイッチあたりもそうですし。
例えば、ワイヤレスコントローラーだと・・・まあ、バッテリーがヘタる前にスティックが先にヘタることが多いですが(;^ω^)
バッテリーを交換するとしても、ドライバーをつかって分解する必要がありますし。
もしそれをしたら保証対象外になるので、普通はやらないはず。
バッテリーが保たなくなってきたら、コードを繋いで我慢をして使うか買い換えることになるのかな?
ニンテンドースイッチも大体そんな感じ・・・もしバッテリー性能が落ちたら、基本「修理に出す」か「買い換える」しかできないわけで。
ほかのところが全然壊れていなくても、「製品寿命が来た」感じになってしまいます。
とまあこんな感じで、今回のEUの規則が発効されれば、こういったゲーム製品にも影響することになるわけですが。
これに対して、各社がどんな対応するのか気になるところですよね(・∀・)
全世界でバッテリーを交換できる形にしちゃうのか、それとも欧州モデルみたいな形で別の商品を作るのか・・・。
今回の規則に関しては、更に上の欧州連合理事会で採択され、加盟国の法案を調整するなどがあって正式に発効されるとのことなので、まだ先の話になるとは思いますが。
もしバッテリー交換が当たり前になるっていうならば、他の国にとってもメリットは大きい気がしますし、続報が気になるところですな。
あとがきっくす
まあ、見た目の美しさとか、防塵防水のためとか、そういった意味もあるんでしょうけれども。
企業的には、新しいものが発売されたら「買い替えてもらいたい」でしょうからね(;^ω^)
おそらく、今の技術だったらそうそう壊れるような作りになっていないでしょうし。
それでバッテリー交換までできちゃったら、修理費も取れなきゃ、新しい製品もなかなか買ってもらえないなんて状況になるわけで・・・ここらへんが難しいところですよね。
そこんところを企業側がどう考えていくのか、今後の動向もたまに追ってみましょ。