ここ最近、大手海外ゲーム企業のレイオフが目立っていますね・・・何が起きているんだろう!?
EAさんやEpic Gamesさんなど、様々なゲーム企業がレイオフを実施した中、今度は
マイクロソフトさんのゲーム部門
も大規模レイオフを実施したそうですね・・・その人数はなんと1900人とのこと。
これにより、Activision Blizzardさんの新作ゲームが開発中止になったほか、Xboxのパッケージソフトを担当する部門も閉鎖になるといったことが起きているみたいです。
完全にダウンロード版と、クラウドストリーミングにシフトするのかな?
ここ最近多発しているゲーム企業のレイオフ。コロナ需要の反動が大きいかも?
ゲーム関連のニュースを眺めていると、2023年あたりに、
大規模レイオフ
を行うゲーム企業が多く存在していましたな・・・特に海外で。
その前に、レイオフとは何かというと、
一時解雇
のことで、完全に解雇するリストラとは違い、業績が改善したときにでも再雇用することが条件にあります。
とはいえ、一時的でも解雇は解雇ですから、従業員としてはその間仕事がないわけで・・・再雇用されるのを待っているよりも他の企業に就く可能性もありますな。
たとえばEAさんでは、本社と傘下スタジオあわせて6社でレイオフが行われて、そのうち6%の人がレイオフされました。
6%だけみると、あまり大したことがないように見えるかもしれませんが、EAさんというドデカイ企業の従業員数の6%ですからね。
約775人ほどが実質解雇されたような形になったわけですな😥
また、Epic Gamesさんでは、従業員のおよそ16%となる約830人がレイオフ。
Unityさんでは1年の間に何回かレイオフを実施し、1年経たない間に1000人以上がレイオフされたという話もありました。
この他の企業でも、レイオフが実施されているところはあるのですが、何故にこんなにレイオフが多発しているのかというと
コロナ需要の反動
が1つの要因になっているみたいですね。
まあ、各々のレイオフ理由を見ると、経営回復だったり組織再編だったりバラバラなのですが、それに至る要因が「コロナ需要の反動」ではないかと言われています。
2020年〜2022年前半あたりは、コロナ需要によって一気にゲーム業界が盛り上がり、その流れについていけるように人員を増加したのだと思いますが。
2022年後半から2023年は、ガクッと売上が落ちたわけではないものの、2021年よりは減ったそうですね。
なので2024年、2025年のことを見越して、改めて組織再編などを行っている企業が増えているみたいですな🤔
従業員としてはたまったものではない話ですけれども・・・大なり小なり、ゲーム業界ではこういったレイオフは度々行われているみたいですな・・・。
マイクロソフトのゲーム部門にて1900人ほどレイオフ。持続可能なコスト構造を作るため
ということで今回の本題ですが・・・今度はマイクロソフトさんのゲーム部門も
1900人ほど
レイオフするそうですね。
これは、Activision Blizzardさんやベセスダさんの親会社であるゼニマックスさんなども含めてのレイオフで、約22,000人いる従業員数のおよそ8%相当とのこと。
何が原因でという話はされていませんが、今回のレイオフは
成長するビジネス全体をサポートする持続可能なコスト構造
を構築するために行われるみたいです。
おそらく、成長するビジネス全体というのは「Xbox Game Pass」や「Xbox Cloud Gaming」のことなのかな?
これらのサービスを今後も維持していくために組織を再編したり、実行計画を調整したり、コスト削減に踏み切ったという感じなのでしょう。
ちなみに、今回のレイオフと並行して、Activision Blizzard社長のMike Ybarraさんも退任。
I want to thank everyone who is impacted today for their meaningful contributions to their teams, to Blizzard, and to players’ lives. It’s an incredibly hard day and my energy and support will be focused on all those amazing individuals impacted – this is in no way a reflection…
— Mike Ybarra (@Qwik) January 25, 2024
更に、Activision Blizzardさんの最高デザイン責任者であるAllen Adhamさんという方も去るみたいですね・・・。
ちょっと前にCEOであるBobby Kotickさんも退任していましたし、Activision Blizzardさんのリーダー陣がほぼ一新することとなりそうですな。
Activision Blizzardの新作は開発中止。Xboxのパッケージ版ソフトもなくなるかも
今回のマイクロソフトさんのレイオフによって、ユーザー側にはどういった影響があるのかというと、現状以下の情報が上がっていました。
1つは、Activision Blizzardさんの新作サバイバルゲーム
「Odyssey」
が開発中止になるということ。
こちらのタイトルは2017年から開発がスタートし、2022年に公式サイトで発表されたタイトル。
なので、今回の話が出るまで約6年ほど開発されていた作品なわけですが・・・日の目を見る前に開発中止となってしまったみたいですな😢
キービジュアルだけ公開されていましたが、どんなサバイバルゲームになったのでしょうね?
そしてもう1つ明らかになったのは、
パッケージ版のXboxソフト
を担当している部門も閉鎖となるみたいです。
まあ、ここ数年のマイクロソフトさんは、とにかくデジタル方面に力を入れているのは目に見えているので、これに関してはそこまでびっくりする話ではないのですが。
ただ、パッケージ版を購入することが好きな人にとっては、残念な日がやって来るかもしれませんね・・・。
ということで、マイクロソフトさんも行った大規模レイオフ。
まだまだコロナ需要からの影響はあるでしょうから、また違う企業でも行われる可能性はあるかもしれませんな。
あとがきっくす
ということで今回のまとめ・・・
・2023年になって海外ゲームメーカーのレイオフが多発していた
・おそらく、コロナ需要の反動が影響している
・今回、マイクロソフトさんも大規模レイオフを実施・・・その数1900人ほど
・「成長するビジネス全体をサポートする持続可能なコスト構造」を構築する一環のレイオフとのこと
・これにより、Activision Blizzardさんの新作は開発中止
・また、パッケージ版を担当していた部門も閉鎖となった
という記事でした。
ゲーム業界の人員調整って難しそうですよね。
今回のように、コロナ需要の勢いに乗るための人員を増やすぞ!という話だけではなく、超大作を開発するぞ!となっても人は必要でしょうし。
でも、その瞬間が終わってしまえば、そんなに人がいなくても会社は回りそうですし🤔
そういった、波が激しい業界の人員調整というのが、なかなかに大変だろうなと感じました。
それにしても、レイオフされた人たちはどう思って去っていくのかな・・・また戻りたいと思うのか、もういいや!と思うのか。
難しい話ですね。