なるほどー・・・そう考えるとスカイウォードソードHDも結構苦労したのかもですな(;´∀`)
ニンテンドースイッチ向けに
「メトロイドプライム トリロジー」
が発売されるんじゃないかという噂がありましたが。
この噂に対して、メトロイドプライムシリーズの開発に携わったMichael Wikanさんという方が
技術的に難しい
とコメントをしたみたいですな。
こういう話を聞くと、移植も結構難しいんだなー・・・という勉強になりますね。
Wii向けに最適化された操作方法を移植することが難しい
海外ではWii向けに発売された「メトロイドプライム トリロジー」というタイトル。
「メトロイドプライム」「メトロイドプライム2 ダークエコーズ」「メトロイドプライム3 コラプションの3タイトルがセットになった作品で、日本では残念ながら未発表。
「メトロイドプライム4」が発表された際に、過去作がニンテンドースイッチでも遊べるようになるのでは?という憶測が広まり。
更に、開発がされているとかなんとかいろんな噂も出てくるようになったわけですが。
このニンテンドースイッチ版「メトロイドプライム トリロジー」について、元レトロスタジオの開発者だったMichael Wikanさんという方が、
技術的に難しい
とコメントしたそうですな( ・`ω・´)
Michael Wikanさんが難しいと判断する理由として、まず、
操作方法
が挙げられていました。
メトロイドプライムシリーズというと、1と2はゲームキューブで、3はWiiで発売されたタイトルでして。
1と2に関しては、途中でWii向けに移植されましたな・・・日本でも「Wiiであそぶ メトロイドプライム」みたいなタイトルとなって発売されていますね(・∀・)
そのため、「メトロイドプライム トリロジー」では、3作品とも
体感操作
で楽しめる形になったわけですが、この「Wii向けに開発された体感操作」ということが曲者だそうで。
Wiiリモコン向けに最適化された操作方法を、ニンテンドースイッチのJoy-conでの操作方法に落とし込むというのは、かなり労力がかかる仕事になるみたいですね。
素人目だと、同じ体感型ならば移植できるんじゃないかな?という気持ちになりますが・・・こういった体感型ゲームって、ただ単に照準が動けばいいっていうわけではなく。
例えば、もともとWii向けに開発されていた「メトロイドプライム3 コラプション」は、Wiiリモコンの挙動とゲーム内のスクリプト、ボスの動きがしっかりと対応するように組み上げられているそうで。
多分、Wiiリモコンの照準が左上にいったら、ボスは右下に動くように・・・みたいな感じのプログラムがガッツリと組み込まれているのでしょう。
そういった細かいプログラムを全てニンテンドースイッチのJoy-conに対応させるとなると、相当なマンパワーが必要になるのでしょうな(;´Д`)
体感操作をコントローラー操作に直すことが難しい
また、ニンテンドースイッチというと、ニンテンドースイッチライトという機種も発売されており、これに関しては
コントローラー操作
しかできませんよね?
メトロイドプライムの1と2に関しては、元はゲームキューブのタイトルですので、「コントローラー操作」に調整し直すことができるのかもしれませんが。
「メトロイドプライム3 コラプション」に関しては、初めから体感操作で開発されたタイトルですので、
1から
コントローラー操作も追加していく必要も出てきます。
Wiiリモコンの動きをJoy-conに置き換えるという調整だけではなく。
コントローラー操作に調整します、それに切り替えたときにバグが発生しないか確認します、といった労力も発生することになり、なかなかに現実的ではない・・という考えがMichael Wikanさんにあるのでしょうな。
ただ・・・つい最近、Wii向けに発売されていたタイトル、
「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」
が、ニンテンドースイッチで発売されることになりましたよね。
「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」では、Wiiリモコンとリンクの剣が連動しており、横に振れば「横切り」、前に突き出せば「突き」みたいな操作が可能でしたが。
ニンテンドースイッチ版「ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD」では、それら全てコントローラー操作もできるようになっていましたよね?
これを見ると、「メトロイドプライム トリロジー」もやれなくはなさそうですよね。
といっても、純粋に開発に必要な人手と、見合った開発コストにならないっていうことが問題なのでしょうけれども(;´∀`)
この問題点がクリアできれば、もしかしたら移植できる可能性は見えてくるのかもしれませんが・・・ただ問題はもう1つあるようですな。
メトロイドプライムシリーズを開発したツールが残っていない?
と、ここまでの話を見ていると「操作方法を調整する難しさがあるんだなー・・・」という感じでしたけれども。
多分、「メトロイドプライム トリロジー」が移植できない一番の問題はこれなのかもしれません(;^ω^)
それは、メトロイドプライムシリーズを開発した時に使っていたツールが、レトロスタジオさんの中に
機能する形で残っていない
ということ。
つまり、調整するにしても何をするにしても、そのノウハウ的な部分がリセットされた状態になっているみたいですな・・・。
まあ、他の作品でも「昔開発したタイトルの資料やデータがない!」となるところはありましたが・・・ロマサガ3とか。
でも、ツールがないとなると、これまた1からニンテンドースイッチ向けの開発環境を整える必要が出てくるわけですから、ここにもかなりの労力がかかってしまうのでしょうね(;´∀`)
とはいえ、レトロスタジオさんというと最新作である「メトロイドプライム4」を開発しているらしいですから、ニンテンドースイッチ向けの開発環境自体は整ってきているはず。
今は「メトロイドプライム4」の開発で忙しいと思いますが、それが発売された後にどこかのタイミングで「開発環境整ったし移植してみるかー」となる可能性はあるかも?
まあ・・・その前に「メトロイドプライム トリロジー」の移植をレトロスタジオさんが担当すると決まったわけではないですが(;´∀`)
あとがきっくす
Wii向けに開発されたタイトルの移植やリメイクが少ないのって、こういう理由もあるのでしょうね。
結構、ゲームキューブタイトルの移植やリメイクが多いですもんね(´~`)
マリオギャラクシーやゼノブレイドなどといった、Wiiリモコンの機能をガッツリ使っているタイトルじゃなければ、そこまで難しくないのかもしれませんが。
メトロイドプライムシリーズは思いっきり関係していますもんね(;^ω^)
まあ、個人的にはプライムじゃなくて2Dメトロイドシリーズのコレクションが発売されてくれるだけでも嬉しいですが(笑)