うーむ・・・ゲームに関わっていれば「ゲーム会社」になるのかな(;´∀`)?
Appleさんというと、ちょっと前に、アプリストアの手数料に対して訴訟を提起されていましたが。
このとき提出した資料にて、Appleさんのゲーム分野での営業利益が明らかになっていたそうですね。
また、その資料にはAppleさんが
ゲーム会社
とはっきり記載していたとかなんとか・・・なんか混乱するね(笑)
Appleのゲーム分野の営業利益がすごいらしい
ということでAppleさん・・・色々揉めて訴訟を提起されていましたが。
WSJことウォール・ストリート・ジャーナルさんの話では、その資料にて、2019年度のゲーム分野の営業利益が
約85億ドル(約9400億円)
と推定できる情報が載っていたみたいですね。
Appleさんの話では、ストアの開発や維持にかかるコストが考慮されていないから、実際より高い数字だよ!とのことですが。
ただ、この数字・・・SIEさんやマイクロソフトさん、任天堂さんといった大手ゲーム会社の
営業利益の合計
よりも多い営業利益なんだとか・・・そう考えると化け物ですね(;´∀`)
でまあ、Appleさんというと、ゲーム機や独自のゲームタイトルがあるわけでもありません。
Apple Arcadeというサービスも一応あるものの、これだけの営業利益が出るほど人気なのかというと、おそらくそうではないでしょう。
じゃあ、何で営業利益を得られているのかというと、結局
手数料
らしいですね(;´∀`)
この結果、Epic Gamesさんが訴訟を起こしたり、独占禁止法に引っかかるんじゃね?と国に言われたりしているわけですが。
Apple Storeを経由して配信されるサードパーティアプリは
売上の30%
を手数料として持っていかれます。
2020年、世界中のユーザーがApple Store経由のモバイルゲームに費やしたお金が
450億ドル(約5兆円)
だったそうで・・・単純にその30%が手数料になるわけですから、
135億ドル(約1兆5000億円)
がAppleさんの利益になるらしいですな・・・。
Appleさんは場所を提供するだけで、あとは勝手に1兆超の利益になるわけですから、そりゃあ企業の中ではブチ切れるところもあるわけですね(;´Д`)
ちなみに、みんながみんなモバイルゲームに課金しているわけではなく、課金している人の額が相当高いようで。
2017年の情報では、Apple Storeの
6%のゲームユーザー
がゲーム分野の売上の88%を占めていたそうです・・・本当、すごい世界ですな(笑)
Appleはゲーム会社なのか何なのか・・・
でまあ、ゲーム分野の営業利益がすごいのはわかったのですが。
その訴訟の資料には、こんなことも書かれていたそうですね・・・Appleは
ゲーム会社
だと。
競合先はもちろん、SIEさんやマイクロソフトさん、任天堂さんらしいのですが。
確かに、営業利益だけ見れば上記企業よりも全然上になるんでしょうけれども。
基本的に手数料で儲けを出している状態で「ゲーム会社」と言うのは、なんか引っかかるところがありますよね(;´∀`)
もちろんiPhoneやiPadなどのデバイスが、SIEさんでいうところのプレイステーションみたいなものの位置づけで。
Apple StoreやApple Arcadeみたいなサービスが、PS StoreやPS Nowみたいな位置づけと考えられるかもですが。
こうなってくると、何を持って「ゲーム会社」と称していいものなのかわけわからなくなりますな(;^ω^)
ちなみに、中国のテンセントさんもそんな感じですよね。
様々な企業と提携して資金提供などで協力・・・それでその企業がゲームを発売したあと、その売上の何割かをテンセントさんの利益にするという感じ。
まあ、普通ならば中国で発売できないものを、テンセントさんを通せば発売できるみたいなこともあるみたいですから、仕方ないのかもしれませんが。
「ゲーム会社」と言われると、「ゲーム?」となる人は地味にいるのではないかなと(;´∀`)
だからといって、「ゲーム会社と謳うな!」とかそういうわけではなく、単純に気になっちゃったというお話でした。
あとがきっくす
SIEさんの親であるソニーさんもマイクロソフトさんも、任天堂さんもゲーム機などは発売していますが、本来は家電だったりソフトウェアだったり玩具だったりの会社ですからね。
スクエニさんやコナミさんみたいなところも、やっていることはゲームだけではないですから、深く考えると「ゲーム会社」ってなんだ?と思ってきますな(;´∀`)
まあ、ゲームに携わっていれば「ゲーム会社」でいいのかもしれませんが、なんかあやふやな感じがしますな(笑)