企業としてみたら、予想通りに売上が伸びない期間が長く続くならば、どこかで切る決断をする必要はあるのでしょうな(;´Д`)
現在、マイクロソフトさんが提供している
Xbox Game Pass
というサブスクリプションのオンラインサービスですけれども。
Activision Blizzard買収訴訟による、FTC(米国連邦取引委員会)さんとの捜査公聴会の文書から、こんな話をしていたことが明らかになったそうですね。
それは、2027年度までにXbox Game Passが十分な成果を出していなければ
マイクロソフトさんがゲーム事業から撤退する
可能性があるということ。
本気でそう思ってコメントしたのか、それとも訴訟の件に対応するため大げさに言ったのか・・・ここが気になるところですな。
Xbox Game Passの加入者数が2029年度〜2030年度に1億以上を突破するか
2028年までに次世代Xboxが発売されるとか。
マイクロソフトさんが任天堂さんを買収しようとしていたとか・・・いろんな話が飛び出してくるFTCさんとの公聴会の文書資料。
今回は、
Xbox Game Pass加入者数
の今後の見通しについての話が、海外メディアでピックアップされていました。
捜査公聴会では、FTCさん側の弁護士からXbox事業のボスであるフィル・スペンサーさん向けに、下のスライドを提出したそうですな。
これは、Xbox Game Passの加入者数が
2029年度〜2030年度に1億以上を突破するか
という確認をフィル・スペンサーさんにするために、FTC側の弁護士が提出した資料なんだとか。
深緑がコンソールユーザー、黄緑がPCユーザー、そして青がクラウドゲームユーザーの数を表していまして。
おそらくFTCさん側の弁護士は、このペースで1億以上のユーザーを計画しているならば、Activision Blizzardさんの買収はやはり脅威になる・・・という武器にしようとしたのでしょう。
ですが、Xbox事業のボスであるフィル・スペンサーさんからは、こんな回答が返ってきたそうですね。
2027年度までにXbox Game Pass加入者数が十分じゃなければ、マイクロソフトはゲーム事業から撤退する?
Xbox Game Passの今後の見通しについて、スライドを提出しながら確認をしたFTCさん。
ですが、フィル・スペンサーさん返ってきた答えは、
2029年度〜2030年度で1億人規模になるのは遅い
ということ。
フィル・スペンサーさん曰く、マイクロソフトという企業として見たら、
2026年度〜2027年度で1億人以上の加入者数
に到達しているべきで、もしそのペースで加入者が増えていないならば、
マイクロソフトさんがゲーム事業から撤退する
ことも視野に入れるんだとか(゜o゜;
現在コンソールとしては、第9世代にあたるXbox Series X/Sですけれども。
マイクロソフトさんはこららのゲーム機が発売される前から、
クラウドゲーム
に力を入れる動きをしていましたよね。
だから、Xbox Game Passに強力なコンテンツを集めるために買収を重ね、今回の訴訟に発展してしまったと思うのですが。
フィル・スペンサーさんとしては、あと3年〜4年後くらいには、コンソールユーザーよりもPCやクラウドユーザーが増えていないとXbox事業は厳しい。
そのために、今回の買収を成功させる必要がある・・・という意味合いのコメントをFTCさん側にしたということなのでしょう。
まあ、これが本当にこのペースでやっていかないと、ゲーム事業が傾くのか。
それとも、Activision Blizzardさん買収のために、大げさに言ってみたのかに関しては、本人にしか分からないのですが(;´∀`)
いずれにしても、長年Xboxユーザーを続けてきた人にとっては、Xbox Game Passどころかゲーム事業から撤退となったら、なかなかに厳しい話ですよね。
この話から、FTCさん側はどう動いているのか・・・今後の話が気になりますな。
あとがきっくす
ということで今回のまとめ・・・
・FTCさん側の弁護士はXbox Game Pass加入者数が「2029年度〜2030年度で1億人規模になる」かをフィル・スペンサーさんに確認した
・フィル・スペンサーさん曰く、2026年度〜2027年度で1億人以上の加入者数になっているべきだと回答した
・加えて、もし2027年度あたりで十分な加入者がいなかった場合、ゲーム事業から撤退する可能性もあると回答
・実際に撤退しなきゃ厳しいのか、買収のためにコメントしたのかは謎
という記事でした。
2022年末くらいにSIEさんから、「Xbox Game Pass加入者が2900万人を突破した」という話が出ていましたが。
今現在どれくらいの加入者がいるのかは、正確には不明ですな。
ただ、加入者増加のペースとしては期待通りではないみたいですから、焦っていることは確かなのかなと(;´Д`)
まあ、Activision Blizzardさんを買収したところで、2027年度までに1億人を突破できるのかは謎ですが・・・。